ツールドつくば
去る6月19日(日)、梅雨の時期には(うれしいことに)似つかわしくない晴天が、私たちを筑波山に誘った。
ツールドつくばに参戦。登録名はチームニルス。会場では店長をはじめ、ニルスの面々と挨拶を交わす。
このコースは、今までに何十回と上ってきたおかげで、ほぼレイアウトは把握している。このコースを上る度に、あるいは下る度に、足りないものを得てきた。結果、選手の土台を少しづつ固めてこられた。そのため私はこの場所を師匠と呼び、(一部で)大いに反響を呼んだ。
いつも週末はサイクリスト等でにぎわう不動峠も、今日はさらに規模の大きい、いわば祭りの賑わいをみせる。エントリーしたのが年代別のためか(直前までエキスパートか年代別か本気で忘れていた)、JBCFよりもピリピリした感じはしない。一方、エキスパートクラスはE3クラスタの比ではない空気が流れていた。
私は2番目のグループ。今日掲げた目標は以下の通り
1.このグループの中での”レース”に勝ち、1番手でゴールする
2.総合での表彰台を狙う(1が達成されれば、自ずと近い結果が出るはず)
3.Y君に勝つ(違うグループのため直接対決は叶わないが、あくまで結果として勝ったかどうかをリザルトで確認する)
とにかく、一番の目標はグループでの”レース”に勝つことが先決、とした。
先頭に位置取り、スタートして不動峠を上る。しばらく団子状態でマイペースを維持する。途中ペースを上げようと長めに前を牽いて上っていたが、先の体力温存を考えて先頭交代を要求。
2kmほど上ったところで、周りを見ると・・・私を含め4人にまで減っていた。
(おいおい、そんなに速いペースで上ってないんだが)と思ったが、切り替えて他3人の動きに注意する。
不動峠の頂上付近で、Kawasakiさんが応援に駆けつけてくれていた。
「Allez!Allez!」と声援をもらう。ゆとりポーズ(一部で大いに反響があった)で応える。Saganもやっていたが、前動作としてウィリーをかます辺りが、ワールドツアーと一般人の差か←
スカイラインとの連絡路の入り口でペースアップ。ここまでのタイムは14分30秒ほど。明らかに一人で上ったほうが速い、スローペース。
しかも、ペースアップについてきたのは1人のみ・・・これ、決まったんじゃないか?
その後も下りと緩勾配の箇所は踏み込んで後続との距離を離し、急勾配の上りで意図的に追いつかせ、前を牽かせる。相手はかなり息が上がり、時折顔が下を向く。
一方私の呼吸音は明らかにゆっくりで、心拍も170前後。作戦成功。
風返しの手前の、やや距離の長い上りで、ボトルに手をかけた瞬間に後ろから本気のアタック。下りに入る直前に後ろを見ると、約30mは離したか。これも成功。速度を緩めず、全開で踏み込む。風返しを過ぎ、そのまま独走しゴール。
ゴールがやや右側に曲がっていたため、駐車場の広い所に出てからガッツポーズ。第一の目標クリア。
しかしバスでの下山途中、履歴を見てみると・・・32分30秒・・・おっせぇ。
やはり、不動峠で利用されるのを警戒するあまり、ゆっくりだと感じるペースで上ったのが一因だろう。まぁしかし、これを”ヒルクライム”と捉えれば負けだが、”レース”と捉えれば勝ちだ。どちらも勝つのが理想だが、それはあくまで結果論。
そんなこんなで下山し、リザルトを見てみると・・・6位。表彰台ならず。更に見ると、ニルスの店長も6位、カンバラボさんも6位。
6位ばっかりやないかい。
あ、そうそう、肝心のY君は・・・ん・・・
・・・
2位、か・・・はえー・・・
直接対決してみたかったな(メラメラ
○後述
スカイラインで競っていた方は、頂上で話してみると、なんと高校の同級生だった!
まさかの縁である。今度一緒に練習しようと行う約束をする。
キャップからも、「環境を自分で作り出せる人間は強い」と言われたし、その通りだと思う。このような縁を大切にしていきたいし、環境づくりの足掛かりとなるだろう。
いや、足掛かりにしてみせる!県南練習会、企画するぞぉぉぉぉぉ!!
今日はここまで。