関東高校自転車競技大会inつくば

 昨日は4時半起床→朝練→結婚式→2次会→3次会→帰宅で就寝は23時。

今日は4時20分起床→Kawasakiさんの面々とつくばまで自走で、関東大会の立哨ボランティアに参加する。

 何故だろう、一人で起きるのは7時でも辛くて意識が朦朧とするのに、誰かと予定が入っていると起きられる。皆さんも、特に朝練をする方にとっては”あるある”だと思うのだが、どうだろう。

 ここがだらしないと間違いなく社会ではマイナスになるが、そうでないように性根にしっかり根付いている。育ててくれた両親に素直に感謝である。

 さて、会場に着く前にコンビニで補給をし、会場で無線と黄色いビブス、そしてTシャツを受けとる。今大会には古巣のNILSさんの店長の息子が出走する。そのため、NILSさんも(当然ながら?)ボランティアとして駆けつけていた。当然、私もKawasakiさんグループながらNILSのチームユニフォーム。

 話を聞くと、4時半頃出発でショップ(友部)から筑波山を超えて来たとのこと。やはり、相変わらずテンションが高い。そして、ただ来るだけではなく登り始めたらアタックの掛け合いとかをやってきたらしい・・・帰り、大丈夫か?

 まぁ、私がNILS出発だったら、同じく掛け合いに参加しただろう。何より飛び込みで来た私を受け入れてくれて自転車競技の基礎を教わった場でもあるため(そう、加波山とか団子石とか山中引きづりm)、現在練習会に全然行けてないにも関わらずフランクに接してくれて素直に嬉しい。

「今日は選手として出ないの?」と冗談を言われしばし談笑。今日は確かに、出られないが・・・

市民レースとして開催されれば、間違いなく出る。今回限りではなく、2019年の茨城国体以降も根付かせるためにも出来る限り協力したい。いや、する。

 

 とはいえ、今日はKawasakiさんグループで立哨に参加するため、全体説明会の後は各自持ち場に移動する。

 試走の時間、お目当てのこうたを発見し、挨拶。にこやかに笑って返してくる。調子は良さそうだ。中学時代から早かったが、高校になって一段も二段も速くなっている・・・いや、ホント別格なんだって。

 

 試走も終わり、スタート時間が近づく。こちらまで緊張してくる・・・

 

 午前9時3分、男子がスタート。私の持ち場は第一コーナー~北上する県道の中間程まで。

 パレード走行で近づいてくるMOTOバイク、ペースカー、集団・・・

 

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・・・ここ、茨城だよな?

この時点ですでに鳥肌が立っている。この日の天気は晴れ、気温は26℃とサイコンで表示されている。当然寒さや体調不良ではない。心の底からワクワクしているのがわかる。宇都宮に比べると、やはり観客の少なさは若干気になるが、今後根付いて受け入れられていけるかどうかだろう。だからこそ、何としても今大会はトラブルなく終える必要がある。身が引き締まる。

 無線で状況を聞きながら、沿道を15km/hほどで走り、コース内外の異常がないかパトロール。本部から無線でレースの進捗が送られてくる。まるで実況中継のようだ。ワクワクしっぱなしである。

 一周10km前後のコースを全8周回行う。第一コーナーと北上する平たん路の2回、メイン集団を見られる。こうたは前方で常に展開し、終盤になるとチームメイトと隊列を組んで集団スプリントに備えている様子。

 前方では浦和工業高校が2名で協調して逃げ切りを狙う作戦。30秒差で最終周回へ。

 その後、持ち場の平たん路を集団が通り過ぎるのを見届け、チームメイトに断ってゴール地点に向かう中、最終周回後半で落車があったとの情報が入る。

 ゴール地点、逃げ2名は吸収され間もなくスプリントで突っ込んでくるとのこと。アツすぎる。

 迫る集団、雄たけびと怒気が混ざり合いゴール・・・したが・・・ん?

 

 後でNILSさんに話を聞くと、最終周の落車に隊列を組んでいたこうたのチーム員共々巻き込まれたとのこと・・・これもロードレースか。

 ゴール地点でも、優勝の大本命が集団の中におらず、「○○はどうした!?何かあったのか!??」と焦燥の声が聞こえた。不幸中の幸いといっては何だが、救急車が出動するような騒ぎにはならなかった。

 

 結果だけみれば残念だが、このレース(に限らず全てのレースでか)を結果だけで判断するのは間違いだと思う。

 ゴールする時の選手たちは、存在そのものが輝いていた。おそらく、このレースに懸けてきたのだろう。ゴール前~ゴール後は様々な感情や歓声が混じり合っていた。

先頭でゴールした選手のチームメンバーの歓喜、次点に甘んじた選手の怒気を孕んだ叫び声、自身に悪態をつきながらうなだれる選手、惜しみなく贈られる拍手・・・

私が高校生の時、これほど輝いていただろうか?いや、悲しくなるので辞めておこう・・・存在自体が、ね・・・

おそらくその時の大人からみれば、そう見えていたのだろう。

 

 良いものを見れた。次世代のためのインフラを整えるという意味で、運営の一助が出来たのは得難い経験だった。次は私の番、ツールドつくばだ。

余談だが、今回のロードレースとツールドつくばを2Daysで出来たら最高に面白いのではないか。

それも今後の、いくつもの実務の積み重ねで成されるものなのだろう。そのための一助なら、喜んで行いたい。

 

最後に、誘っていただいたKawasakiさんありがとうございました。

NILSさん、運営の方々、ボランティアの皆さん、お疲れ様でした。

 

今日はここまで。